面接官が本当に知りたいこと
面接官が「あなたの一番の短所は何ですか」と聞くとき、告白を期待しているわけではありません。知りたいのは3つのことです。自分を客観的に見られるか、正直であるか、そして答えにくい質問をされても落ち着いていられるか。答えの内容そのものよりも、どう組み立てるかが重要です。
効果的な構成はほぼ決まっています。素直に認め、簡潔に説明し、そこから何をしたか、何を学んだかを示す。これを1分以内にまとめます。
「あなたの一番の短所は何ですか」
「完璧主義すぎるところです」といった「見せかけの短所」は避けましょう。面接官は何度も聞いていて、誠実さに欠ける印象を与えます。仕事の中核にかかわらない、本当に改善が必要な点を選び、それにどう取り組んでいるかを示しましょう。
例:「以前は仕事を任せるのが苦手で、チームに任せられる作業まで自分で引き受けていました。この1年は、プロジェクトの立ち上げ段階で仕事を割り振り、すべてを自分で確認するのではなく週1回の進捗確認を行うようにしています。前回のプロジェクトでは、そのおかげで顧客対応に時間を割けるようになりました」
失敗やミスについて
面接官は、あなたが責任を引き受けられるかを確認しています。実際の失敗を話し、他人を責めずに自分の責任を認めたうえで、回答の大部分をその後に変えたことに充てましょう。
影響が限定的で、できれば最近の、実際にあった失敗を選びましょう。
自分の責任については「私が」と主語をはっきりさせて話しましょう。
最後は、学んだことと、今は何を変えているかで締めくくりましょう。
職歴のブランクや異色の経歴
ブランク期間、キャリアチェンジ、短期間の職歴が複数あることだけで不採用になることはありません。不採用につながるのは、気まずそうな態度やはぐらかすような答えです。言い訳をせず事実だけを一文で説明し、その期間に得たものと、今後のキャリアの展望へと話をつなげましょう。
例:「病気の家族に付き添うため、8か月間仕事を離れていました。その間にプロジェクトマネジメントの資格を取得し、現在はこの仕事に全力で取り組める状態です」
希望年収
面接の前に調べておきましょう。業界の労働協約で定められた賃金水準、類似職種の求人に記載された給与、地域ごとの業界の給与相場などです。そのうえで、経験と市場相場を根拠に、額面年収で現実的な金額の幅を伝えましょう。
金額は1つに絞らず幅で伝え、その下限は本当に受け入れられる額にしましょう。
額面年収で話し、業績連動の変動給を含むかどうかも明確にしましょう。
面接官に難色を示されても落ち着いて対応しましょう。自分の根拠をあらためて伝え、報酬全体について話し合う姿勢を示しましょう。
「なぜあなたを選ぶべきなのですか」
応募内容を30秒でまとめるチャンスです。業務内容に直結する強みを2〜3つ、それぞれ裏づけとともに挙げ、最後にこの企業への志望動機を伝えましょう。会ったこともない他の候補者と比較するのではなく、自分が何をもたらせるかを話しましょう。






